6月10日・11日さっぽろ下町マルシェ出店者のみなさまへ

第4回さっぽろ下町マルシェ出店者のみなさま

この度は、さっぽろ下町マルシェへ、ご出店の申し込みをいただきましてありがとうございました。
6月10日・11日にご出店がお決まりの出店者様は、【出店者要項】をご覧いただき、お手数ですが【申込書】をご記入の上、さっぽろ下町づくり社メールアドレス(info@sapporo-shitamachi.com)までご返信ください。

出店者要項(pdf)

申込書(docx)

4回目も楽しいマルシェにしましょう!
どうぞよろしくお願いいたします。

さっぽろ下町づくり社

※今回の下町マルシェ出店者応募は締め切りました。次回のご案内は本サイトにてお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

叙事詩「月の夜に恋の光」『その1黄金の狐』

まちの人・ものづくりのページでは、創成東エリアで活躍するものづくり人の作品を紹介します。

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叙事詩 「月の夜に恋の光」
作:中井 亮一
絵: Futaba.

『その1 黄金の狐』
 

 

 

何から伝えればいいのだろう?

どこまで話せばいいのだろう?

 

 

君に

 

 

 

暗闇から抜け出てみれば、不変の光に巡り合った。

只、あまりにも長く光を失っていた為、涙が止まらなかった。
どこにそこまでの水分が保たれていたかわからないほど、多くの涙を僕は流していた。

そう”干からびる”ほどに。

 

この世界に目を慣らさねばならない。
時間をかけてでも。
何かを探していた筈だから。
何かを。

 

時間?
時間なんてどこにあるのだ?

 

 

大型の肉食獣の、うなり声の様なものが、聞こえている。が既に、怯えは失われていたので、なるがままにまかせておいた。
”なるように、なればいい”

僕は何も恐れてはいない。と言うよりは、”恐れすら”失っていた。

 

その音は寸断なく”聞こえている”。
グォオオオ、グォオオオ。

これが生物なら、未知の素敵な出会いだ。
”出会いは必然である”
”そうさ答えは風が知っている”

 

やがてそれは、雪解けの水を運ぶ、大きな川の声だと気づいた。
それでもやはりホッとする。
”肉食動物では、なかった”ことに。

 

少しの安心は肌寒さを僕に知らしめた。

「寒いとこだな」僕は思った。

 

 

耳が慣れてくると、木々の揺らぎ、鳥のさえずりを僕に感じさせた。

「どこにいるのだ?」
単純な疑問が頭を覆う。

 

 

平板に聞こえる川の声。
僕は、ひたすら目が慣れるのを待つ。耳を澄まし、涙を流しながら。

 

その時間が、永遠なのか儚いのか?それすら、よくわからなかった。
”僕は何もわからない”
”何も覚えてはいない”

 

手探りで地面を触る。
土の匂いがする。草がいる。相変わらず、木々は揺れている。

だが、そこから動くことが出来ない。
僕は只白い光に包まれている。

 

 

ここに来る前、強烈な光の中に僕はいた。
身体の境界線が、ぼやける程の光の中で、僕はしばし恍惚を感じていた。

 

”恍惚”は、永遠かと思いきや境界線がなくなった後、光と共に去った。

 

そして長い間、暗闇と共にいた。
進むがままに。

 

瞼に差し込む光が、朱色に染まる頃、少しづつだが、目を開くことが出来た。
世界が輪郭を取り戻す。

 

 

音の正体は、やはり川だった。
大きな川だ。

 

視界が開けてくる。
全てが、形を”取り戻す”。

僕は、”崩れた崖”の上にいた。
ポツリと。
たった一人で。

 

背後に、風化した石碑のようなもの。
そこの下には、人が一人通れるかどうかの、穴があいていた。

 

穴を黙って見つめる。
あちら側とこちら側。

 

太陽は、傾いてきている。
その太陽の方向に、山並みが連なっていた。
山頂付近が白い。

山と僕の間に、木々が群生していた。
所々に、煙が立ち上っている。

 

「乾いた砂を運ぶ、大きな川だよ」
声がした。
声の方向をみると、黄金の狐がいた。

 

狐は夕日を受けて、全ての毛が生きてるように、輝いていた。’毛”自体が生き物であるかのように。

 

目が合うと、狐は「やあ」と言った。

 

「やあ」僕も言った。
「よそ者だね」狐は見た目より、低い”いい声”だった。
「そのようだね」久しぶりに出す僕の声は、どこかぎこちない。

 

「おいでよ」と狐は言った。

 

”おいでよ”
”どこに?”

 

どこにでもいけばいい、答えは風が知っている。

 

 

僕は、足に力が入るか確かめながら、立ち上がった。
”ふらふら”
音がしそうだ。

 

立ち上がり、再びあたりを眺める。
川の向こうにとてもとても大きな月が座っていた。

 

 

満月。

 

そうだ満月だ。
「ピンクムーンは、特別な力があるの」彼女の言葉。

 

彼女?
彼女って?

 

4月の満月、ピンクムーン。

 

だけど僕は、肝心なことを、なにひとつ覚えていなかった。

 

 

 

つづく

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FAbULOUS 中村健一さん その2

2017.05.31| あきない

このページでは、創成東で面白いコトをおこす「ひと」を紹介していきます。
前回に引き続き、複合店舗「FAbULOUS(ファビュラス)」をひらいている中村健一さんのインタビューです。
家具&雑貨ショップのサービスとしてひらいたカフェスペースが、ブロガーの記事で取り上げられたことをきっかけに盛り上がります。開店以来、中村さんが描いている「古き良きアメリカ」のイメージをつくった、若かりし頃のきっかけをお話ししてくれました。

きき手:山本忠(さっぽろ下町づくり運営スタッフ)
山本:アメリカ文化に触れたきっかけは?

中村:10歳以上歳の離れている兄です。兄と兄の友達から受けた影響が大きいです。映画・音楽・ファッション。同世代の人に比べたら、確実にませていたと思います。はじめてのアメリカは、高校2年生の時に行ったハワイです。たしか湾岸戦争の時。兄とその仲間と一緒に行って、何がアメリカなんだか訳が分からないまま帰ってきました。ドル札や標識など日本とデザインやディティールの違うものがあったかなぁ程度でした。で、リベンジをしたくて高校3年の時にまた兄達と再度ハワイへ。その時は気合入っていますから、バイトで貯めた120万を2週間で全部使ってきました。

山本:120万‼高校生が何に使ったの?

中村:覚えていないです(笑)。アメリカで金使ってやった!って、充実感の方が大きくて。あ、ウエスタンブーツ買い漁ったかも。

山本:スゴイ高校生(笑)。貯めた金額もスゴイけど使ったのもスゴイ。たまに見られる破天荒さはそのころからあるものなのかな?

中村:その時は満足感ありましたけど、ハワイでしたから。やっぱり大陸に行きゃなきゃと思うようになり、お金を貯めだします。高校生当時からファションが好きで、特にウエスタン系が好きで。西18丁目にあったデュークというお店を手伝っていましたし、本場に行きゃなきゃ!大陸に行かなきゃ!そう強く思っていましたね、根拠のない使命感に近い(笑)。

山本:若さの素晴らしさ(笑)。アメリカに住みだしたのはいつぐらいですか?

中村:20歳です。それまでは市場(本間水産さん)やサッポロファクトリー等で働きお金をコツコツ貯めていました。

山本:ファクトリーで働いていたんですね、その時の仕事内容は?

中村:オープン当初からサッポロビールの飲食部門で、ビールマイスターをやっていました。

山本:意外!飲食のイメージはなかった。当時のサッポロファクトリーは斬新だった。

中村:ドアノブや手すりに、ビール工場で使っていた工業用品なんか使ってカッコ良かった。

山本:そのころから東側に縁があったんですね。そして、お金が溜まり、念願のアメリカ大陸へと

中村:そのころ、アメリカに留学したことがある友人が出来まして。彼がまたアメリカに行くという話を聞き、彼を追って大陸へ旅立ちます。アルハンブラといって、ロスから数キロ離れた場所です。その場所の最初の印象は、中華街、チャイニーズタウン。レストランが中華しかない(笑)

山本:アメリカに憧れ、たどり着いたところが中華街。これはオレの求めていたアメリカじゃない?(笑)

中村:まったく違う(笑)。 ただ、当てもないので友人の家にルームシェアして住むことにして、とりあえず英会話学校(大学に行く前の準備学校みたいなもの)に通います。
映画で見た、辞書束ねて肩に引っ掛け…なんてキャンパスライフを想像していたのですが、現実はまったく違って。学校も英語圏の人ではなくアジア系ばかり。イメージしていたアメリカではなかった。

山本:それもアメリカの一部って言えば一部なのかな~。

中村:そうですね。それもアメリカ、ボクが知らなかったアメリカです。

山本:学校にはアメリカに憧れてギラギラしている人が多かったんじゃない?

中村:そうでもないんです。極端でしたね、金持ちの道楽というか暇つぶしに来ている人と、なんかやってやろうって人と、その国にいられなくなった人。金持ちの割合は多かったかな、そういう人たちはすでに車もっていましたから。ボクは、さびれたチャリンコです。
日本から200万持って旅立ったんですが、収入が無かったので、みるみるお金が減っていくのが怖くなっていた時期でした。仕事しようにもまだ満足に会話できないですし、怖かった。ルームシェアしていた友達も、お金に余裕があるタイプだったので、向こうは全て外食、こっちはパンかじる毎日。
金持ちに対するやっかみも増して荒んでいきましたから、シェアをやめて格安の掘立小屋を見つけて引っ越しました。

山本:憧れのアメリカは厳しかった

中村;はい。その時期に、学校で英語に慣れる為、歩いている人に道を尋ねて目的地に行くという授業がありまして、訳もわからずカフェでコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる男に声をかけたんです。拙い英語で会話をしていると、その男が「お前は何をやってるんだ?」と質問してきて。今考えても何故だかよくわからないんですが、その時の覚えたてのフレーズで「仕事を探しているんだ」と口走ったんですね(笑)。

山本:よっぽどお金が欲しかったんだね(笑)。

中村:たぶん(笑)。 そうするとその男が「ウチで働け」と。ボクからしたら、道端で出会った男に「困ってるなら、ウチで働け」って言われても、仕事内容も解らないので相当不安だった。でも、お金が欲しかったのもあり、勇気を振り絞りその男の家へ行きました。ビクビクして現場に行ったのですが、仕事はその男が買った家の修理を手伝う事でした。それがアメリカでの初給料です、20ドル、2,500円。しかも小切手でした。
金額ではなく、憧れていたアメリカに近づけた気がして腹の底からうれしかった。その小切手に屋根を塗った青いペンキが少し付いていました。いまだに目に焼き付いています。

山本:リアル北の国からだね(笑)。 ジュンと古尾谷雅人そのまんま!

中村&山本:(大爆笑)

―理想とは違ったアメリカでの滞在経験。それでもアメリカを慕う中村さんは、どんな想いをFAbULOUSに込めていったのでしょうか。続きのお話は、また次回に!

(つづく)

取材協力:FAbULOUS
http://www.rounduptrading.com/
企画・構成:山本忠/(株)ピントハウス 近藤洋介/(株)ノーザンクロス
編集:行天フキコ/(株)ノーザンクロス

第10回頓宮の集いを開催しました

地域の皆さんとの交流の場として、ほぼ毎月開催してきた「頓宮の集い」が、10回目を迎えました!
今回は、下町づくり社の設立趣旨説明の場も与えていただき、100名以上の参加者のみなさんとこれからのまちについて意見交換できました。

お越しいただきましたみなさま、
下町づくり社を応援していただいているみなさま、
ありがとうございました!

さっぽろ下町サポーター会員

【一般社団法人さっぽろ下町づくり社に協賛いただいている「さっぽろ下町づくり サポーター会員」のみなさま】

北海道神宮頓宮

gesthouse雪結

(株)ノーザンクロス

札幌二条魚町商業協同組合

さくら幸子探偵事務所/探偵学校

・Yuka Takeuchi(個人)

・Rie Kumada(個人)

・株式会社アント アント英会話スクール

北海道職業能力開発大学 建築科

WILDHERB(ワイルドハーブ) <飲食店>札幌市中央区南2条東1丁目M’sイーストⅡ 2階

stem(ステム) <飲食店>札幌市中央区南2条東2丁目8-1大都ビル1階


株式会社アダマック
※2017/9/16イベント※会場:創成川公園 創成川キャンドルストリーム(Twitter)


㈱カネキ小飼商店

※2017/9/3イベント※会場:北海道神宮頓宮 日本酒オールスター燗謝祭 in 札幌

※同時開催※会場:北海道神宮頓宮 こうじ屋ウーマン・浅利妙峰さん講演会ー糀食で育つ心技体 〜身体は食べたものでつくられます


日本茶にちげつ <お茶カフェ・販売>札幌市中央区南2条東1丁目 フラーテ札幌3F

・リッツ

北の茶会実行委員会
2017/9/8~9/9イベント※会場:北海道神宮頓宮 第二回 北の茶縁日和 (公式サイト)


株式会社スリーエス <旅行会社>


総合商研株式会社
札幌地域新聞ふりっぱー(facebook)
東地区連合町内会×ふりっぱー 創成川東だより 発刊


エイジス北海道株式会社 <小売業周辺サービス>札幌市中央区南3条東3丁目18番地マルキン本社ビル5F


遠友再興塾 E-mail: inazo@utopia.ocn.ne.jp
(事務局)札幌市中央区南3条東3丁目18番地マルキン本社ビル5F (担当)木村
2018年3月23日(金) 遠友夜学校講演会 https://www.facebook.com/events/135474170597579


マイス株式会社 < イベント・展示会の企画、運営サービス、人材サービス、ドキュメント制作・WEB制作 etc>  札幌市中央区大通東7丁目18-2 EAST7ビル 7F


ビストロ・ラ・マルミット(Bistrot La Marmite)<フレンチ> 札幌市中央区南二条東一丁目M’s二条横丁


海鮮丼屋 小熊商店(OgumaShōten) <海鮮丼・長沼あいす ソフトクリーム>
2018/02/05  OPEN♪ 札幌市中央区南三条東1丁目 二条市場内(創成川沿い)
(食ベログ)


アドベンチャークラブ札幌 <学童保育> 札幌市中央区南3条東4丁目3-13(ゲストハウスyuyu)
2018年3月17日(土) 【おさがり交換会×パパママ交流会!!さっぽろで育児の輪をつなごう!!】
⇒ https://sapporo-shitamachi.com/article/2171.html



※順不同 2018/02 現在