7/29開催「さっぽろ下町まちあそびワークショップ」のようす(報告)

7月29日、晴天に恵まれてながら、まちあそびワークショップが終了いたしました。
参加していただきました16名のみなさま、ありがとうございました!

<9:30>
創成橋をスタート。創成川の成り立ちや、札幌のまちづくりの基点としての役割など、まちあるきガイドの札幌建築鑑賞会・杉浦さんが丁寧にお話ししてくれました。

<10:00>
わくわくホリデーホール前のハルニレの樹を見に来ました。ここは昔、豊平館があった場所。このハルニレの大木は、そのころから現在まで、同じ場所にあり続けています。明治期に建てられた豊平館と同じ時代を生きてきた歴史の流れ、悠々とした樹形を考えると、札幌のまちなかのシンボルにふさわしい立派な樹です。

<10:30>
創成川沿いを歩いて旧札幌美以教会へ。可愛らしいバラ窓と、札幌軟石でつくられた落ち着いた雰囲気の外観を鑑賞しました。

その足で勇崎商店倉庫へ。こちらも札幌軟石造の建物ですが、教会とは違った重厚感のある雰囲気です。中には果物倉庫のなごりを示す看板が掲示されています。今回は閉館だったため見られませんでしたが、イベントなどで中に入る機会があれば、ぜひ歴史ある看板コレクションを見に来てくださいね。札幌軟石造の建物は札幌のあちこちに遺っていますが、創成東エリアでも多くみられます。

<11:00>
サッポロファクトリーフロンティア館前の交差点まで来ました。ここの交差点は中心で交差せず、何かをよけるように折れ曲がっているのですが、これは昔貯木所があった場所。周辺の地形の高低差も見学して、水脈を活かしたこの地区の産業の歴史にも触れました。

<11:30>
北一条カトリック教会から、その向こうの変形歩道橋へ。札幌で最古級の札幌軟石造の建物と言われているカトリック教会司祭館の外観を見学し、通り沿いにあるX型の歩道橋を登ってみました。

<11:45>
まちあるき最終地点・永山邸庭園に到着しました。
現在耐震改修工事中の旧永山武四郎邸は、北海道の指定文化財です。また、北海道遺産「開拓使時代の洋風建築」の選定地にもなっている歴史的建造物で、周辺の永山記念公園と一体になった静かな空間は、地域の憩いの場所として親しまれてきました。今回は建物には入れませんが、隣接する庭園を散策して、中央土木センター・吉野さんによる樹木解説を聞きながら、緑にかこまれた涼やかな雰囲気を楽しみました。

暑い中、まちあるきに参加していただきましたみなさま、ありがとうございました!

次は8月26日(土)にもまちあそびワークショップを予定しております。
申込は8月10日を予定しておりますので、次回もお楽しみに!